大悟と杏のやり取りを見ていると、つい・・・
高校生の頃・・・大好きだったAくんのことを思い出す。
まだ恥ずかしがり屋だった私は、
好きだという思いが強すぎて、うまく話せない。
話したいと思えば思うほど、言葉が出てこない。
そんなもどかしい状態では相手の気持ちまで分かるわけなく、
自分から告白することなど出来るわけもなかった。
結局Aくんへの思いを封印し、自分のことを思ってくれていると
気付いていたBくんと付き合うことに。
Bくんと付き合い始めてから、余裕が出来たのか、
席が近かったAくんとの心の距離も次第に近くなっていった。
そして明らかに・・・、
封印したはずの思いが、知らず知らずのうちに
解かれていっていた。
自分のことを思ってくれるBくん。昔から好きだったAくん。
正直、2人の間で心が揺れていた。
Bくんは私のその思いに気付き始めていたのかもしれない。
Aくんは・・・多分Bくんと付き合う前から私のことを
思っていてくれたんじゃないかということも・・・
Bくんは知っていたのだろうか。
Aくんは他の男と付き合っているりこをどう見てたんだろう。
まだりこは、忍び寄る「崩壊」に気付いてはいなかった。
この三角関係は、ついついてしまった嘘から崩れ始めた。
Aくんに「Bくんと別れた」と・・・。
その後本当にBくんからの別離の言葉と、責任を感じたのか
嘘に傷ついたのか、Aくんもりこの前からいなくなった。
そう、2人同時に・・・りこは失ってしまった。
10年以上経った今でも、時々思い出す。
今ならもっと、うまく振舞えるのにな。
もっと自分の気持ちに素直になれるのにな。
淡い思いだからいいんだろうか・・・と
現実に戻る今日この頃。
ココロハレ

